川辺の思い出(淀川右岸:摂津の一津屋〜鳥飼)
私は、司法書士事務所を南茨木に構えていますが、摂津市の出身です。
摂津市は、淀川の支流神崎川や本流もその通り道となっています。
子供の頃、淀川の河川敷で友だちと基地を作ったり、秘密の遊びを開発し、
ワルガキ同士と時間を過ごしていたことを思い出します。
20世紀少年そのものの世界です。
当時、川辺には江戸時代からの船着場がそのまま残っていて、
寛永通宝の一文銭を見つけることができたました。
さらに、信ぴょう性は保証できませんが、土器のようなものや、
歴史の教科書に出てきそうな首飾りの一部のようなものも発見することができました。
信じられないでしょう!
なぜ、そんなことを思い出したのかというと、今年の東北大震災の時
河川を逆流していく、真っ黒な泥水のかたまり、あるいは、
先日の奈良県取十津川の氾濫を目の当たりにして、
淀川も過去には氾濫した事実は残っているものの、
あんな恐ろしい自体にはなった事がないのだと思ったからです。
何せ、木造の船着場がそのまま残ってるのですから!
民族学者の柳田國男の「遠野物語」にも、東北の過去の津波の恐ろしさと、家族を
失われた人間を象徴するような物語が記されていています。
想定外だったと言いますが、遠野物語は、ちょうど100年前の作品、既に日本の文豪たちが
多くの著名な小説を既に世に贈り出した後の著書です。
今も文豪たちの作品の解説で触れられることの多い、日本の伝承されてきた習慣や風俗を解き明かす
貴重な歴史的資料です。
ですから、想定外だったというのは、やはり論外だと言わざるをえません。
私の個人の体験から、話がかなり飛躍してしまいました。
一日も早く、災害に遭遇された方が、日常の生活を取り戻せるように願っております。
本当に悲しみを感じるのは、じつはそれからだと思うと、心が痛みます。
今年は日本は水に苦しむ年になってしまいました。
私たち司法書士が今できることは、まだあまりありません。
しかし、備えはしているつもりです。
いつか、全力投球しなければならないときに備えて!
話が右往左往してしまいました。
2011年9月8日 9:40 AM | カテゴリー:未分類 | コメント (0)