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司法書士佐田康典の月露見聞館 » ドラッガーの資格者に対する考察

ドラッガーの資格者に対する考察

ドラッガーのマネジメント(エッセンシャル)の一節

(引用)

プロたるものは医者、弁護士、マネージャーのいずれであろうと、顧客に対して、必ず良い結果をもたらすと約束することはできない。最善を尽くすことしかできない。(略)

顧客によって支配、監督指揮されてはならない。また自らの知識と判断が、自らの決定となって表れる意味においては、私的な存在でなければならない。しかし同時に、自らの私的な利害によってでなく、公的な利害によって動くことこそ、彼に与えられる自立性の基礎であり根拠である。

(引用終わり)

 専門家は強い自覚と場合によっては、顧客に対して厳しい局面であることをきちんと告白する義務があるとも述べており、違う頁では、行政、政府が弱体化している分、プロフェッショナルの役割が大きいとしています。顧客に対してだけでなく、社会に対しても、結果を示す必要があるのだとしています。

 一番なるほど、と思ったこと!

ドラッガーはもう政府、行政が大きな役割を担う時代は終わっているとしています。

たしかに、地震の対応を見ていると政府に大きな期待はできません。もう誰も政府の言うことを信用していません。各個人、各団体、、企業、グローバル企業ともに自覚と貢献が必要なのではと思っています。