2011年3月2日EAGLESライヴIN京セラドーム

 実はもう3箇月以上まえのことになりますが、私が洋楽ロックに傾倒していくきっかけになった曲「Hotel California」を代表曲のひとつとしているバンド、EAGLESのライブに行ってきました。そのことをいつか記事にしようと思っていたのですが、そう思っているうちに、東北の大震災が発生し、何故か今まで、3月11日よりも前のことを書く気になれませんでした。

 しかしながら、やはり鮮烈なインパクトは今でも私の記憶のなかで褪せることはないので、少しお伝えしてみたいと思います。

 元々はウェスとコースとのカントリー色が強いバンドだったのが、メンバーチェンジを繰り返して、結構ハード色の強いバンドに成っていったと、よく言われます。と言っても決してハードロックのバンドではありませんが。

 ですから年代、メンバーの違いによってかなり曲の感じが大きく異なり、いろんなんジャンルに入る曲があります。後から加入したジョーワオルシュ(ギター、ボーカル)なんかは、ギターソロはほぼハードロックと言っても良いような感じですが、ライブでは初期のカントリーナンバーもドンヘンリーやグレンフライと一緒にギター弾いていました。

 開演後の私の第1声は「みんなメッチャうまいやん!60過ぎてまだこれかー!」。ほんとすごいです。さすがライブバンドです。

 前半の数曲後にいきなり「Hotel Clifornia」です。驚きました。いろんな意味で。報道メディアによれば、自信の表れで、「他にも名曲はいっぱいあるでしょう?」というメッセージが含まれていると言います。

 そのとおりだと思います。でも本当はアンコールで聞きたかったんですが、先に、「ホテカリ」だったので、アンコールは「デスペラード」で決まりやね!と思っていたら、そのとおりでした。

 で、「Hotel California」に話を戻して、私が、中学生の頃、友達の家で聞いて、衝撃を受けたこの曲、最初に確かグレンフライが[チャカ、チャカ]とギターでリズムをとった後(ジョーウォルシュだったらごめんなさい)、ギターの美しい音色が響きわたるのですが、あの30年前に聞いたLPレコード(死語)を再び聞いているような錯覚に襲われるぐらい、完璧です。30年の時を飛び越えたようなそんな感覚です。横に座っていた妻は涙ポロポロの様子ででしたが、振り向くのが申し訳ないので、知らないふりをしていました。ドンヘンリーやっぱすごいなー、60歳過ぎて、なお歌声もドラムも昔のママや!あと、もともとガタイはデカかったが、メタボの腹は俺よりすごいなー(嫁が言うには同じぐらいだそうです)と思いつつ、30年間のライブの映像と同じようにドラムを叩きながら、ハスキーヴォイスを披露してくれていました。

 基本的にこのバンドはメンバーみんなメッチャメチャ楽器、ヴォーカルがうまい。I CAN TELL YOU WHYのメインボーカリストのティモシーの高音の甘い声は、60すぎのおっさんの声とはとても思えません。なのにメインボーカルを務めた曲は少ないんです。でも彼がメインボーカルの曲はヒット曲も多い。

 とにかく全員がヴォーカル、ギター、パーカッションができるのです。

 話が止まらいので、もうやめとこうと思いますが、

10年以上前にローリングストーンズのライブに行った時以来の衝撃でした。あの時のミックジャガーも最高にかっこよかったんですけどね!

でも、去年の5月に、ブラックサバス、レインボウのバーカルを務めたロニージェムズディオ(私のなかではNO.1ヴォーカル)が、今年に入ってゲイリームーア(元々、Thin Lizzy))が、 亡くなってしまいました。

 これらのことも、一度詳しく記事にするつもりですが、

私たちの年代のロックスターが次々と天国に召されていくのは残念です